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ACHAprojectさんとの2回目の撮影おが行われました
2019.2.11 OSAKA
12018/12/10 フォーらむレポート
CONCENTTではACHaproject とhand to hand の連携を取り
主に関西での活動を支援していきます、2019 2 11in OSAKA 児童養護施設をACHaproject 開催されました。児童養護施設を巣立ち頑張っている 子ども達へ振袖を着ての前撮り撮影を してあげたいというプロジェクトです。 成人式の前撮りの相場はだいたい 20~30万とされています。 児童養護施設を卒業したばかりで 生活費から学費と自分達で負担している 子ども達にはハードルが高く難しいという現状があります。
巣立ち頑張っている 子ども達へ振袖を着ての前撮り撮影を してあげたいというプロジェクトです。 成人式の前撮りの相場はだいたい 20~30万とされています。 児童養護施設を卒業したばかりで 生活費から学費と自分達で負担している 子ども達にはハードルが高く難しいという現状があります。
..パネリストご紹介..
児童養護施設を巣立ち、
頑張っている人達に振袖を着て
の前撮りと未来への一歩を
プレゼントしたい・・・
一生の記念にもなる成人式。
その衣装のレンタルや着付け、
ヘアメイク、 撮影まで含めると
前後はありますが、10万円ほど
かかってしまいます。
振袖は、レンタルで15~20万、
購入となると30~150万ほど
必要です。
児童養護施設を卒業したばかりで、
成人式を迎えるとなると、
そのハードルは非常に高く、
費用の高額さに諦めざる
得ないという現実があります。
私自身、生後4か月から
児童養護施設で育ちました。
成人式には振袖を着れないと
いうこともあり欠席しました。
周りの大人の方々からは
「成人式行っておいでよ」
など沢山のお声掛けを
いただきましたが、
「興味ない」と言っていました。
けど、本当は行きたかった
想いがあります。
そんな中、ある知人の方が、
「少しでも自分は大切にされる
存在だと思って生きてほしい」
と費用を全額サポートしてくださり
後撮りをさせていただくことが
できました。
成人の記念になるようなことを
諦めていた私にとって、
とても嬉しく生きていく勇気に
繋がりました。そしてこの経験が
プロジェクトを行うきっかけに
なりました。
「この感動と感謝を次に繋げたい!」
自分が体験した感動だからこそ、
この喜びを多くの同じ境遇の方々にも
感じてほしいと考えました。
アットホーム感を大切にして、
ただ撮影をするだけでなく
心からの笑顔が見れるように。
最高の思い出や記念になるように!
そんな想いでさせて頂いております。
このプロジェクトにはじめて
素敵な出会いで繋がった
多くの方のご協力、お力添えで
これからも続けて行きたいと
ねがっております。
本当に心から感謝しております。
ありがとうございます。
これかもACHAプロジェクトを
よろしくお願いいたします。
ACHAプロジェクト代表
山本昌子
CONCENT CAFE が開催されました
2018/12/10
ボランティアカット活動に
参加している仲間と一緒に
施設の先生方やACHAprojectの
山本さんをお招きして
児童養護施設支援と言う
テーマでシンポジウムを開催。
新たな気づき、繋がりになる
素敵な時間となりました。
…………………………………
レポート(理事・西山)
いつも行かせて頂いている
児童施設のご担当の方、
児童施設出身で施設出身の
20歳を迎える人に振袖を
着せてあげるという
「ACHAプロジェクト」の方を
お招きしてのシンポジウム交流会。
山本さんは、児童施設出身。
19.20歳ごろが1番悩んだと
言われてました。
高校を卒業すると施設を
出なければいけません。
本当にたった一人で自立。
施設を出ると急に孤独を
感じるようになったと…
おっしゃいます。
そんな時に働きながら通っていた
専門学校学校の先輩が、
20歳になるんだから振袖着た方が
いいと成人式の撮影を
してくれたそうです。
そこで気持ちが救われたと
言われてました。
今回のイベントで、
いろんな事が繋がりました。
児童施設ボランティアカットで
何をしたいのか…。
私が始めたのは
2つの目的がありました。
1つ目は、
美容師として社会に何かしたい。
2つ目は、
子供を取り巻く環境を
少しでもよくしたい。
児童施設へ行くようになって
3つ目の行く意味を見つけました。
トークショーの中で、
私がずっと気になっている
男の子話が出ました。
前髪を切らせてもらえない男の子。
彼は、前髪をシャッター下ろした
みたいに伸ばしてて、
心にもシャッター下ろしてる。
そんな気がしました。
どうしても前髪を切りたくない
と言っていたので私は、
「そんなに嫌なら切らなくても…」
と心の中で思っていましたが先生方は
「君のことを思って言ってるんだ」
とちょっとした大騒ぎに
なっていました。
その日、あごまであった髪を
鼻の下まで切り、その次は、
目の下まで。
そのうちカットに行っても
切りに来なくなりました。
でも帰りに廊下で会った時に
「今度は、切らせてね」と
声をかけるとうつむき側にいた友達が
「いいねん、こいつは切りたく
なったら切るよ」
とフォローしてくれていました。
その次に行った時は、
「あの人に切ってもらう」
とご指名をしてくれ、
それでもカットクロスの中で
先生と手を繋いでいました。
あごまで長かった髪から
4年かかってやっとカット中も
一人で座ることができるように
なりました。
実は、いくつかの施設を転々と
していて、誰にも心も開かず、
ずっと前髪が長かったそうで、
切りたくないというより、
切ることが出来なかったそうです。
6年生になって、やっと前髪が
切れるようになったとき、
以前の施設の先生に、
「僕前髪切れようになってん」と
報告をしてたと聞きました。
それってどういうことかというと、
「先生、今まで心配かけたね、
でも僕一歩前へ進んだよ」
ってことで、本当は心を開きたかった、
嫌なことも克服したかったと
言うことだったと気づきました。
前髪一つのことのようだけど、
身体の一部を切ることを任せて
もらえるって、凄い仕事をしていると
身が引き締まりました。
そんな出来事が、あの子の
一歩前進になれた事が
とても嬉しく思いました。
あの男の子は、今は短髪の
中学生になってるそうです。
ちゃんと美容室か散髪屋さんに
行けてるんですね。
私達は、カットしながらお話できます。
向かいあってではない近い距離で…。
そんな空気感を施設を出て、
大人になった時に、過去の嬉しかった
記憶の一コマで、成人式の着物を
着ることも普段、当たり前の
ようになっていることも、
ここまで大きくなって生きてきて
よかったと思える人生の一コマ。
イベントのサブタイトル、
The small good thing.
ささやかだけど役にたつこと
この月に1度の美容師の
カットや様々な職業の方の
ささやかな行いが、広まる
ことを願っています。
そしてこの活動を継続する中で
応援、支援、参加してくださる
皆さまに感謝いたします。
ありがとうございます。